「この年末年始、松本さんは自宅からほとんど一歩も出ていない状態と聞きます。都内の自宅マンションにずっとこもって関係各所と連絡を取り合っているそうです。知人らに対しては強気な発言をしているようですが、正直、強がりだと感じてしまうときもあって……ハッキリ言って松本さんは憔悴していて、この状態が長引けば長引くほど、本人は肉体的にも精神的にもつらい状況に陥ってしまうのではないでしょうか」
ダウンタウンの松本人志(60才)の知人は、彼の近況をこう明かした。お笑い界の頂点に立つ男はいま、かつてない窮地に立たされている。
盟友が沈黙する中、松本は着々と“戦闘準備”を進めているとみられる。性加害疑惑を報じた『週刊文春』をはじめとしたメディアとの法廷闘争である。
「松本さんは『報道があまりにも偏っている。事実と事実でない部分にかなり差があるから、裁判でしっかり主張したい』との思いが非常に強いそうです。文春だけでなく、自身の性加害を認定するような記事を出した媒体はすべて名誉毀損による損害賠償を訴えるほどの勢いで、吉本興業ではなく、個人を原告として裁判を闘うとみられます。自宅にこもり、すでに弁護士との打ち合わせも始めているとの情報もあります」(前出・松本の知人)
そうした強気の姿勢を見せる一方で、後輩たちには気遣いを見せたという。
「小沢さんのほか、パンクブーブーの黒瀬純さん(48才)やたむらけんじさん(50才)も、飲み会に女性を招集する役回りを務めていたと報じられました。松本さんは取材対象となった後輩や、自身との飲み会に参加していた後輩たちと直接連絡をとって、『迷惑をかけてすまんかったな』と騒動に巻き込んだことを謝罪したそうです」(前出・松本の知人)
裁判は決着まで数年かかるとされ、その間、松本は活動休止を余儀なくされる。打撃を受けるのは松本本人だけではない。「テレビ業界では“バラエティー部門が再編されるほどの痛手”という声すら聞こえます」と話すのは、あるベテラン放送作家だ。
現在のお笑い界は、間違いなく松本を中心に動いている。それは大御所たちも認めるところで、前出の上沼は「2~3年活躍するのも難しい世界で、30年も王様でトップを走ってきた」と松本を評し、太田も「玉座に座っていた王様」と表現した。だがお笑い界に君臨する「王」を襲った異変により、業界の構造は大きく変化する可能性もある。
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