2016年度改訂の宇宙基本計画工程表でH3ロケットとのシナジー対応開発が進められることが明示され、2020年代前半にH3ロケットと構成要素を共通化して低コスト化を図ったシナジー対応開発計画が検討されることとなった[9]。このシナジー効果による低コスト化の達成目標は、オプション形態での実機価格30億円以下とされた[9]。第1段のモータにはH3ロケットの固体ロケットブースタSRB-3を採用し、第2段と第3段にもSRB-3の開発成果を活用、アビオニクスもH3ロケットと一部共通化させることとなった[9]。2020年3月、JAXAのプロジェクト移行審査を経てプロジェクトへと移行され、プロジェクト名は「イプシロンSロケットプロジェクト (英: Epsilon S Launch Vehicle Project)」、通称は「イプシロンS (英: Epsilon S)」とされた[10]。2020年度より開発を始め、2023年度には実証機打ち上げを計画している[10]。開発予算は138億円(実証機の製造・打ち上げのコストは含まず)を見込む[10]。
H3と部品共有か
だめだね、そりゃ