世界的に流行しているはしかや、急激に症状が進み、死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者が東京都内でも相次いでいる。
はしかは2月以降、都内で5人の感染が確認された(22日時点)。空気感染し、発熱やせきなどが続いた後、高熱と発疹が出る。都は、症状が出た場合は受診前に医療機関に連絡し、公共交通機関の利用を控えるよう呼びかけている。
同感染症は、筋肉周辺の組織を壊死(えし)させることから「人食いバクテリア」とも呼ばれる。都によると、昨年の都内の患者数は過去最多の141人で、このうち42人が死亡。今年は17日までに88人の患者が報告された。大人の感染が多いといい、傷口や手足の腫れや痛みといった感染の兆候がある場合は注意が必要という。
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