TARAKOさんの後任選びも容易じゃない? 日本の長寿アニメが抱える「声優の高齢化」の深刻
ここに来て、衝撃的な訃報が相次いだ。人気コミック「ドラゴンボール」の原作者の鳥山明さんが3月1日に急性硬膜下血腫のため68歳で、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)の主人公・まる子の声でおなじみだった声優のTARAKOさんが同4日に亡くなったことが相次いで発表されたのだ。
現在放送中の長寿アニメ番組といえば、「ちびまる子ちゃん」のほかに「サザエさん」(フジ系)、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」(ともにテレビ朝日系)などがあるが、突き付けられているのが声優陣の高齢化問題だという。
「野沢さんを筆頭に、『ドラゴンボール』の声優陣は平均年齢が高いが、余人をもって代えがたいメンバーばかり。『サザエさん』のサザエ役の加藤みどりさんは84歳、『ドラえもん』は早い段階で声優陣の世代交代に成功した。テレビで放送中のアニメ以外では、映画シリーズが続いている『シティーハンター』が代表作の神谷明さんも77歳ですから」(同前)
熱烈ファンは拒絶反応を示すかもしれないが、各作品、思い切った世代交代が必要なのかもしれない。