今回初めて、一連の報道について伊東選手自身のコメントを弁護士を通じて聞くことができた。逆告訴、そして民事訴訟を起こした理由について、伊東選手はこう強調した。
「こんなことは、自分でもう最後にしたいんです」(以下、太文字は弁護士を通じた伊東選手のコメント)
「伊東選手はずっと『無実だ』と言い続けてきました」
伊東選手側の加藤博太郎弁護士はそう語る。そして女性側の刑事告訴について、こう指摘した。
「あの告訴状には、客観的な証拠がほぼなかったんです」
実際、告訴状の添付資料には、女性の言い分を書いた「陳述書」や心の傷の「診断書」はあったが、問題の夜に何があったのかについての「客観的な証拠」はなかった。当時の映像・音声も、身体や衣服に残った性行為の痕跡も、事件直後の病院への相談記録も見当たらない。代わりに告訴状に添えられていたのは、次のような「証拠」だった。
〈被告訴人伊東純也のWikipedia〉
〈サッカー日本代表戦の資料〉
〈テレビ朝日系『スポーツ王は俺だ』の番組資料〉(事件後に伊東選手が出演した番組)
どれも事件の直接証拠になるとは考えにくかった。
「自分を信じてくれる人」の存在が力に
「身に覚えのないことを言われてアジアカップも離脱となってしまい、本当に無念でした」
「日本の方々が無実を信じてくれて、応援してくれていると思える時がある。日本のメディアを見ていて『自分を信じてくれている人がいる』というところに、何とか元気をもらっています」
女性側に2億円の賠償を求める提訴をした理由については、こう明かした。
「今後、同じようなことが起きるのを防ぎたいという思いです。事実ではないことを突然言われて追い込まれ、お金を請求されるということを将来に向けて防ぐため、自分は先陣を切りたい。こんなことは、自分でもう最後にしたいんです」
現代ビジネス
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/ea81d6659c1df9017266b7d5fcb619368fac6d47&preview=auto