アメリカ中央軍はイラクとシリアの領内でイラン革命防衛隊などへの攻撃を行ったと発表しました。アメリカ政府当局者はNHKの取材に対し、中東のヨルダンでアメリカ軍の拠点が攻撃されて、兵士が死亡したことに対する報復だと明らかにしました。
アメリカ中央軍の発表によりますと攻撃は、日本時間の3日6時、イラクとシリアの領内にあるイラン革命防衛隊や関係する武装グループに対して行ったということで、標的の数は85か所以上に及んだとしています。
こうした攻撃についてアメリカ政府当局者はNHKの取材に対し、先月28日にヨルダンでアメリカ軍の拠点が攻撃されて、兵士3人が死亡したことに対する報復だと明らかにしました。
一方、イラク軍の報道官はシリア国境沿いのイラク西部の町カイムでアメリカ軍の攻撃があったことを認めた上で「空爆はイラクの主権の侵害であり、イラクや周辺地域を予期せぬ結果に引きずりこむ脅威であり、悲惨な結果をもたらすだろう」とする声明を発表し、アメリカを非難しました。
NHK
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