2023年9月、宝塚歌劇団の劇団員が急死した。ハラスメントがあったのか…真相が見えない中、関西テレビの取材班は新たに、いじめによって劇団を辞めた女性を取材した。1日15分の睡眠、長時間に渡る罵倒など、異様ともいえる体験を証言している。
■劇団はハラスメント否定 元劇団員が語った実態とは
元劇団員:ハサミが飛んできたり、ノートが頭上に飛んできたり。よけると怒られるんです。『何よけてんだよ!』って
■「トイレ禁止」異常なルールを破ると暴力も
さまざまな内情を話した元劇団員は、「宝塚音楽学校に入学したその日から“絶対服従の文化”が体に植え付けられる」と証言している。
1年生の“予科生”は私語禁止・笑顔禁止・手を体の横につけておくといった掟を守らなければならない。初日からそれを破ると上級生の“本科生”が…。
元劇団員:
できてないと、40人の上級生に取り囲まれて、“連続謝り”っていう謝り方をしないといけなくて、脳しんとうを起こして倒れる子もいるし、過呼吸になって意識失う子もいるし。涙と鼻水で制服ぐちゃぐちゃになっても拭かせてもらえない。本科生には絶対に逆らってはいけない、絶対服従っていうのを洗脳させるためのガイダンスが最初に行われて、みんなそれで怯えあがって
元劇団員:トイレに行かせてもらえないっていうのが、一番しんどくて。朝学校に行く前に寮でお手洗い済ませてから帰るまで、トイレに行っちゃだめっていう暗黙のルールがあって。それで粗相してしまう子たちもいたし
Q.どうやって対応していたのですか?
オムツつけている子がいたりとか、一切飲み物を飲まない、ご飯も食べない。お風呂に入れていないから、臭いし汚いし、トイレに行かせてもらえないし、人間以下。人間として扱われない。でも『それはしょうがいないよ。1年目だから耐え抜くしかないよ』って、先生は言うだけ。助けてはくれないですね
FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/636746