「被害者の女装は若い女性を惹き付けるための仮装とみられています。捜査のなかで、被害者にホテルに連れ込まれるなどした女性は十数人いたそうです。被害者は日頃からスマホを2台所有していて、1台はメイン用で、もう1台は画像や動画データの保存用で複数の女性のデータが残っていました」
瑠奈容疑者は殺害直後に被害者のスマホを破壊し、父親の車の中からは被害者のSIMカードが見つかっている。警察によって復元されたスマホのデータには捜査員も驚愕する画像が残されていた。
「瑠奈容疑者は事件前に複数回、被害者と会っていたようです。彼女はホテルで被害者に襲われることもあった。被害者はいろいろな道具を使用して瑠奈容疑者を辱めて、その一連の行為がスマホのデータに残されていた。父親はホテルで娘が被害者に襲われたことを知り、なんらかのかたちで画像の存在も把握し、犯罪に至ったのではないか」(同前)
愛娘が受けた苦しみを知り、父親は医師としての良識を失い、被害者に強い憎しみを抱くようになったのだろうか。鑑定留置は残り2カ月で終わるが、責任能力について、前出の捜査関係者が打ち明ける。
「現状で、娘の責任能力を問うのは難しい状況と聞きます。ただ、父親は事前に凶器となるノコギリを準備したり、事件現場への送迎、返り血を防ぐポンチョを用意させるなど、事件に深く関与していた疑いが強い。また、母親も事件に関与していた可能性がある。しかし、加害者らが生前に被害者から受けた行為は酷く、裁判になったとしても何らかの情状が酌量される可能性はある」
NEWSポストセブン
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