茨城県のラーメン店「中華そば『いっけんめ』」は10月、Xに次の投稿をポストした。
〈スープが残っている丼ぶりの中にティッシュをブチ込むのはやめて下さい。当店、各所にゴミ箱あります〉
これには「丼ぶりはゴミ箱じゃない」など多くの同意が寄せられた。
「自分が鼻をかんだり、口を拭ったティッシュを丼ぶりの中に入れるのは汚くて、店も他のお客さんも気分が悪いです。まだ食べているお客さんは本当にかわいそう。丼ぶりを洗ったとしても不快ですよ」
「水分を含んだティッシュを取り分けて捨てるのも手間がかかります。ゴミ収集の業者からは、水分を含んだものは燃えるゴミとして出さないでと指示されていて、汁が多い場合は回収しないと言われています」
では、どうすればよいか。
「近くに用意したゴミ箱に自分で捨てる。皿の近くに丸めておく。これだけでいいんです。うちはスタッフにも丼ぶりや食器にゴミを入れるようには指示していません」
店主は、マナーやモラルの問題だと指摘する。突き詰めると「それって自分の家や高級な飲食店でもやるの?」という疑問にたどりつく。
一方で、西口竜司弁護士は法的な問題も指摘する。
「丼ぶりを破損させているわけでなくても、鼻をかんだティッシュなどのゴミを丼ぶりに入れるのは、刑法261条の『器物損壊罪』にあたりうる行為です。この罪が認められた有名な判例に『とっくりに放尿した例』があります。
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/9dd3874920d7f3a316c7cf6a1409362001ff2730&preview=auto