「週刊文春」編集部
長男(5)の引渡しをめぐり元夫・江宏傑と争う福原愛(34)。8月2日、東京家庭裁判所が引渡しの強制執行手続きを認めたことが、「週刊文春」の取材で分かった。江の代理人弁護士である大渕愛子氏が事実関係を認めた。
~中略~
「パパと離れたくない」2度失敗していた引き渡し
江の友人は、「実はそれまでに2度、引渡しに失敗しているんです」と明かす。
「当初は7月上旬に桃園空港で引渡すはずだったのですが、福原本人ではなくベビーシッターが迎えに来た。子供達がベビーシッターについて行くのを嫌がり、江くんから離れず引渡しが失敗。それが2度続いた。そこで福原は、江くんが故意に子供を引き渡さないと裁判所に主張。その結果、裁判所から面会させるよう『履行勧告』が彼に出たのです」
「突然、長女が『パパと離れたくない』と言い始めたのです。長女の日本行きを断念した福原は、江と言葉を交わすことなく、長男を抱っこし、その場をすぐに立ち去ろうとした。そんな姿を見て不安に思った江と、福原は激しい言い争いとなった。騒ぎを聞きつけた台湾警察が出動する事態となりました」
そして8月2日、東京裁判所が強制執行を認める決定を下す。
江が「未成年誘拐罪」での刑事告訴を検討する理由
強制執行には、間接・直接と2つの段階がある。間接強制方式は、引き渡さなければ、「1日〇〇円払いなさい」と、いわゆる罰金を支払わせることで引渡しを促す。それでも引き渡さなければ、直接強制に移り、裁判所の執行官が司法判断に従わない親から子供を直接連れ戻すことになる。
江の代理人弁護士である大渕氏が明かす。
「本件では、間接強制では引渡しが実現される可能性が低いと考えられる要素が複数あると考えていました。それらを主張し、直接強制を求めていましたところ、東京家裁に認められた形となります」
ところが、強制執行になったからといって、すぐに子供の引渡しが実現するとは限らないという。
「現在、福原さんの居所が分からないため、引渡しが実施できていない状況です。一刻も早く、福原さんには裁判所の決定に従ってほしい」(同前)
このまま長男の引渡しが実現しなければ、江は「未成年誘拐罪」での刑事告訴を検討しているという。福原の長男連れ去り騒動はいかなる顛末を迎えるのか。
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https://bunshun.jp/articles/-/64888
出典:tokyo-sports.ismcdn.jp