岐阜市の陸上自衛隊射撃場で隊員3人が撃たれ死傷した事件で、殺人容疑で送検された自衛官候補生(18)は、弾薬置き場へ向かって移動しながら、発砲を繰り返したことが関係者への取材で判明した。
弾薬を管理していた隊員2人が撃たれたが「その人たちに恨みはなかった」と説明しているという。弾薬を奪うのが目的だったとみられ、陸自の警務隊が詳しい動機や経緯を調べている。
関係者によると、候補生は射撃をする位置に付く前に、実弾が入った弾倉を無断で銃に装塡(そうてん)し、周囲に向かって「動くな」と叫んだ。しかし、待機場所の管理を担当する「交代係」の八代3曹が止めようとしたため、八代3曹を撃ったという。
候補生はその後、右後方にある弾薬置き場へまっすぐ向かっていき、そばにいた菊松1曹に発砲。隣にいた原3曹を撃った後、菊松1曹にもう1発発砲したとみられる。菊松1曹と原3曹は、弾薬の受け渡しなどを担当する「弾薬係」で、弾薬置き場に座っていたという。
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