今回の相談は、80歳の男性からだ。ずいぶん怒ってるみたいだな。
「妻を5年前に亡くして、ひとり暮らしです。北海道に住んでいるので、農産物はいい物が安く手に入ります。知り合いがくれたりもします。
ところが、東京に住む娘夫婦に、旬の玉ねぎやジャガイモ、カボチャなどを送ると、『気持ちは嬉しいけど、こんなにたくさん食べられない』と文句を言われます。
段ボール箱にたくさん入れて送っていますが、近所や知り合いに配れば喜んでもらえるはずだし、少しだけ送るなんてケチ臭い真似はしたくありません。
とくに今年は玉ねぎが高いと聞いて多めに送ってやったのに、そんなことを言われるとは思いませんでした。
いちばん悲しいのは、我が子が親の好意を素直に受け入れられない人間になってしまったことです。どうすれば私の気持ちをわかってもらえるでしょうか」
回答:「向こうの事情を考えないと『大きな荷物、大きな迷惑』になる」
娘夫婦としては、父親の気持ちがこもった野菜だから無駄にしたくない。だけど、悪くならないうちに食べきれる量じゃないとなれば、さぞ困ったと思う。「こんなに食べられない」と言うのも、勇気がいったはずだ。怒ってないで、そういうことに想像力を働かせてあげなきゃ。我が子が「親の好意を素直に受け入れられない人間」になったわけじゃなくて、おとっつぁんが「子どもの声に耳を貸さない人間」になってるんじゃないかな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0860ca8bff79be88dc32ac30417d5f5125d1f42a