16日夜、大阪・島本町にあるJR京都線の踏切で、20代の母親と生後まもない女の赤ちゃんが特急列車にはねられて死亡しました。警察は母親が無理心中を図った可能性があるとみて詳しい状況を調べています。
警察によりますと、16日午後7時50分ごろ、島本町広瀬のJR京都線の踏切で、女性と赤ちゃんの2人が敦賀発、大阪行きの特急「サンダーバード」にはねられて死亡しました。警察が調べた結果、亡くなったのは町内に住む28歳の母親と生後まもない女の赤ちゃんと確認されたということです。特急にはおよそ230人の乗客がいましたが、けがはありませんでした。
警察によりますと、現場近くの防犯カメラには母親が赤ちゃんを抱いて遮断機をくぐり、踏切内に立ち入る様子が写っていて、特急列車の運転士は「ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているということです。警察は現場の状況から母親が無理心中を図った可能性があるとみて詳しい状況を調べています。