「できない」が言えない ダイハツ不正の闇②
ダイハツ工業の現役社員は20日午後、パソコンの中継映像にかじりついていた。64車種に及ぶ認証試験での不正について、第三者委員会とダイハツ、トヨタ自動車の記者会見が立て続けに開かれていた。
強烈な違和感を覚えたのは、親会社であるトヨタの責任への言及の少なさだった。第三者委は「責められるべきはダイハツの経営幹部」とし、貝阿弥誠委員長は「トヨタはあまり関係ないのでは」と語った。
しかし、今回の不正が認定された1989年以降のダイハツの歴代会長・社長には、トヨタ出身者が12人中8人もいる。この社員には「トヨタから来た人が今のダイハツを作った。なぜ、ダイハツだけが不正の主語になるのか」というモヤモヤ感が募った。
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASRDX5JJ1RDVULFA01G.html?iref=comtop_7_01
出典:www.asahicom.jp