外国人旅行者の需要の高まりから、ビジネスホテルまでもが高騰しています。1泊2万円を超える部屋まで出始めていて、出張する人からは悲鳴が上がっています。
■強気の価格設定…頭を抱える会社員も
東京・新宿区のビジネスホテルの宿泊料金は、平日の宿泊にもかかわらず、2万円を超える価格設定に。
都内にあるホテルの宿泊費の推移です。コロナ禍の時は平均6000円ほどでしたが、インバウンド需要の高まりで価格が急上昇。今では1万6000円に迫る勢いです。背景にあるのは人件費・光熱費などの上昇です。
それでも、外国人観光客の急増で都心のビジネスホテルはすぐに予約が埋まるため、強気の価格設定が可能だといいます。
■宿泊費を少しでも節約する方法は新横浜?
一方で、頭を抱えているのが出張でビジネスホテルを使う機会の多い会社員です。
「(出張の宿泊費が)1万~2万円と言われると高い。気軽に4000~5000円で泊まれるところは少ないのかなという印象です。(予算オーバーの場合は)カプセルホテルとか、漫画喫茶になる」
一般的に7000円から8000円に設定されていることが多い出張の宿泊費。1万円を優に超えるビジネスホテルの宿泊費には足りません。
宿泊費を少しでも安く抑える方法の一つが、都心から離れた場所に宿を取ることです。
旅行アナリスト 鳥海高太朗氏
「都市部の料金が高い時に、少しずらすこと。特に県をまたいで隣の県に行くことによって、割安に宿泊できる。コロナ前と変わらない価格で泊まることができるケースもある。