楽しいはずの給食や食事の時間が、苦痛を伴う時間になっている子どもたちがいます。「残さず食べよう」「好き嫌いはしないように」、よくある指導がプレッシャーとなり、人前で食べられない、学校に行くことまで苦痛となってしまうことも……。
帰りの会まで居残り…給食はまるで修行のよう
お子さまが給食を食べられずに悩んでいるという鈴木さん。お子さまは現在小学5年生ですが、その悩みは幼稚園時代から続いていると言います。
鈴木さん「登園が嫌だと泣くので、理由を聞くと『給食が嫌だ』ということでした。もともと小食で、離乳食もあまり食べない子だったため、給食では苦労するかもと思ってはいたのですが……。食べきれずみんなから見られることや、食べ慣れないものが出てくることもストレスに感じていたようです」
園の先生に相談したところ、園の方針で完食指導をしていたとわかりました。量を減らす対応はしてもらえたものの、残すことは受け入れてもらえなかったと言います。
鈴木さん「昼休みだけでなく、午後の活動まで居残りして給食を食べていました。一度は帰りの会まで残っていたことも。さすがにやりすぎだと思ったのですが、先生も園の方針があるため『残していいよ』とは言えなかったようで……。『他のお子さんも頑張って食べているので』とも言われてしまいました」
ベネッセ教育情報
https://news.yahoo.co.jp/articles/8092b139763f8a7ba9f0a32209436d35db1ffa06