なぜ自分の血液型を知らない子どもが増えているのでしょうか。
産婦人科医・金子法子さん
「以前は新生児のとき、出産した病院などでサービスとして血液型検査をするのが1つの風景でした。ここ20年くらいは、生まれたときの血液型は一切調べないというのが常識になっています」
調べなくなったのはなぜでしょうか?
金子さん
「新生児のころは、お母さんの抗体がそのまま赤ちゃんに移る『移行抗体』というものがあります。また、新生児自身に抗体が完全にできていないため、誤った血液型の判定が出ることがありました。そういういうことが分かってきて、新生児の時には調べなくなりました」
tysのある社員は「60年間自分はA型だと信じていた母親が、手術のため検査をするとAB型だった」ということがありました。血液型が変わることはあるのでしょうか?
ー血液型が変わることはありません。血液検査には、いわゆる『おもて検査』と『うら検査』というものがあります。以前産院などで行っていたのは『おもて検査』だけの、簡易的なものでした。また、抗体がはっきりしないときに検査を行ったことで、誤った結果が出た可能性があります。
自分の血液型を知らないことで、デメリットはないのでしょうか?
金子さん
「焦って調べる必要はありません。輸血が必要な時はその人の自己申告ではなく、きちんと検査をしてから行います。血液型を早く知って得になることって・・・占いくらいですかね」
テレビ山口
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c57c1813d1bcfce07dce01c142a20662168bd29