自身が送ったLINEと認めた上で、A子さんは、次のように言葉を絞り出す。
「なぜ、お礼LINEが“性的合意”の証明になるのですか。お礼LINEを送った時はパニック状態にありました。全裸で高圧的に迫ってきた松本氏を拒否したため、男性陣が謝罪する姿を目の当たりにした直後であり、最後まで対応しなかったことをむしろ自分の非であるかのように感じていました。しかも数時間前には、小沢氏から『失礼があったら、この辺りを歩けなくなっちゃうかもしれないからね』と脅されてもいた。芸能人の卵として駆け出し中だった私は『どうか穏便に見逃してほしい』と、反射的にお礼の文言を書いてしまいました。
ここにきてA子さんは“後悔の念”に襲われているという。
「いま思えば全て彼らの計画通りだったのです。これまでどれだけの女性が同じ思いをしてきたかを想像するだけで吐き気がします。松本氏を擁護する方々から『8年後になぜ告発するのか』と批判されているようですが、私としてはここまで漕ぎ着けるのに8年もかかったことが悔しくて仕方ありません。なぜならこの件が公になるまでにも、彼らに騙された被害者が存在すると思うからです。今後、裁判になったとしたら証言台で自分の身に起きたことをきちんと説明したいと考えています」
文春オンライン
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