東スポ
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/279088
故ジャニー喜多川氏の性被害者でつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に対する誹謗中傷が過激化している。同会の平本淳也代表は刑事告訴するため、警察や弁護士などに提出する証拠書類作りをNPO法人「ビリオンビー」と準備中。だが、他のメンバーには正体不明の小包が届くなど不穏な空気が漂っている。不測の事態もありうることから、今後会見を控える方針だという。
当事者の会のあるメンバーは「誹謗中傷のメールや電話は、複数人のメンバーの自宅だけではなく、勤務先にも寄せられていて、会見をやると増えるんです。こういった理由から会見は行っていません」と明かした。
同会のホームページも変更を余儀なくされている。以前はジャニー氏から性加害を受けたメンバーが顔写真付きのプロフィルで紹介されていたが、9月末で削除。また、他の写真もメンバーが写っていないものに変更された。これらの対応も誹謗中傷があるからにほかならない。
「ただでさえ、性被害で苦しんでいるのに『お前が告発したからジャニーズが崩壊した』などと心ない言葉を浴びせられてしまう。メンバーも精神的に追い詰められてしまうのです」(同)
もちろん、同会も手をこまねいているわけではない。平本氏は、自身に対するネット上の誹謗中傷を刑事告訴するため、現在NPO法人「ビリオンビー」と準備している。
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「実は、あるメンバーの自宅に中身のわからない小包が届いたんです。現在、当局と相談しています。もともと当事者の会は任意団体で、有志が集まり結成されたもの。会見を行うと、ガードマンを雇う費用もバカにはなりません。とりあえず、東山紀之社長、藤島ジュリー景子氏からの謝罪もあったし、今のところ会見を行わないことになっています」
誹謗中傷は当事者の会メンバーをさらに追い詰めている。