居酒屋のなかには、有料でお通しが出されるお店もあります。自分で選んだわけではないのに有料だと、不満になる人もいるのではないでしょうか。本記事では、居酒屋のお通しの概要や、有料の場合は拒否できるかなどについて解説します。
お通しとは
お通しとは、居酒屋などで最初に提供される簡単な料理のことです。お客さまの注文した料理を提供するまでのつなぎとしての役割があり、もともとは「お客さまの注文を厨房(ちゅうぼう)に伝えた」という意味から「お通し」と呼ばれるようになったといわれています。
お通しを断ることは可能か
お客さま側にもメリットがあるお通しシステムですが、「お金を払ってまで注文していない料理を食べたくない」「お通し代を払うのがもったいない」と感じる人もいるでしょう。お通しを断ること自体は、法律的には可能です。
ただし、お通しの提供を断る場合はタイミングが重要になります。お通しは、食べた瞬間にお店側とお客さま側の契約が成立するため、食べてからお通しを断ることは難しくなるでしょう。そのため、お通しを断りたい場合は席についてすぐにスタッフに伝えることが必要です。
なお、お通しの提供について予約時や来店時に説明があったり、メニューに記載してあったりするなど事前の説明や表示があるお店もあります。そのような場合は、お通しの提供に同意していると見なされるため、断れないケースもある点に留意しましょう。
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