民放テレビをリアルタイムで視聴していると、問答無用で流れてくるコマーシャル(以下、CM)。CMの枠を買ってくれたスポンサーのおかげでテレビ番組を無料で視聴できているとはわかっていても「正直、見たくない」と思ってしまうCMもあるはず。そこで週刊女性は全国の40歳以上70歳未満の女性1000人に「イラッとするCM」に関するアンケートを実施。その結果をもとに屈指のテレビウォッチャーで漫画家の、かなつ久美さんにコメントしてもらった。
神出鬼没のビズリーチ美女・吉谷彩子(32)が会社員の心の声を代弁するという謎の展開に加えて、30秒のCM中に出演陣は3〜5回ほど「ビズリーチ!」と連呼する。
この構成について「ビズリーチという言葉が耳障り。また、キャストの『私は意識高い系です!』というスタンスにも腹が立つ」(千葉県・48歳)などの声が多く、過剰なビズリーチアピールへの反応は、あまり芳しくない。
女優の今田美桜(26)が出演する『SCSKグループ』は、その真逆を行くCMを放送している。スーツを着た今田が「なんだ、なんだ、なんだSCSK」とのセリフを言い放つと、キャッチコピーの「会社名だよ。SCSK」というナレーションが入り、CMは終了。
あまりの潔さに「企業の詳細がまったくわからない」(神奈川県・50歳)、「SCSKの事業についてもう少し説明してほしい」(大阪府・42歳)などの意見が多く集まった。
オンラインフードの注文・配達プラットフォーム『Uber Eats』のCMは、サービス名を連呼するわけではないが「ウーバーイーツでいいんじゃな~い?」というキラーフレーズが登場する。
「あんな派手な姑に『ウーバーイーツでいいんじゃない?』と言われたら、本当は頼みたくなくても、夏木マリさんの“圧”でオーダーしちゃいますよね。そもそも、お金を払うのはお嫁さんなのでは? 息子夫婦は地味な風貌なので、家庭内のパワーバランスを勘ぐってしまい、あまりいい印象がないです」(かなつさん)
2023年末、『最強どん兵衛』のCMに起用されたモデル兼タレントのアンミカ(51)は、派手なドレスとキツネ耳で豪快なダンスを披露している。この動画が公式HPに公開されると、SNSに批判が殺到してしまったのだ。
突然、派手で元気なアンミカさんになってしまったことに、ショックを受けた視聴者が多かったのではないでしょうか。同じ日清の『U.F.O.』のCMなら、炎上しなかったかも(笑)」
アンミカのほかに、イラッとさせるCM出演者として多く名前が挙がったのは、ふるさと納税サイト『ふるなび』のCMに出演中の貴乃花光司(51)。コメントを見ると「セリフの棒読みと愛想のない表情が怖い」(北海道・46歳)、「歌がヘタだし、わざとセリフを噛んでNGにしているようにも思えてイラッとする」(埼玉県・48歳)など、その歌唱力や演技力が見る人の不安を煽っている様子。また「貴乃花の笑顔を見ると、家族のゴタゴタがチラつく」(兵庫県・46歳)との意見もあり、過去のさまざまな騒動が尾を引いているのがわかる。
【すき家(石原さとみ)】
→石原さとみがすき家に行くはずがないと思って見ている。食べ方が大げさすぎ(愛知県・59歳)
【夢グループ】
→CDをシーデー、DVDをデーブイデーと言うのがわざとらしい(東京都・67歳)
週刊女性PRIME
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