この日の会見では、1月24日にJR東海がおこなったリニア中央新幹線に関する会見で、JR東海が川勝知事の認識や主張を否定したことに関する質問が目立った。川勝知事の「2037年までに(問題を)解決すればよい」という発言や、東京―山梨間を先に部分開業すべきという主張を、JR東海が強く否定するという、異例の会見だった。
29日の知事定例会見ではこれを受けて、記者からは多くの質問が飛んだものの、川勝知事は
「事実認識に誤りがあって発言しているのではない」
「私は自分の考えをデータに基づいて発言している。根拠を出して申し上げている」
「自分の好き嫌いで言っているのではない」
と、あくまで自分の認識が間違いではないと主張。記者たちも
「ちょっとよく分からないんですが…」
「質問と回答があっていないんですが」
などと困惑する場面が何度もあった。
「リニア事業をおこなう当事者であるJR東海が、川勝知事の認識を明確に誤認であるとしているにも関わらず、まったく聞く耳を持たず、自分勝手な解釈を変えようとしない態度には、呆れ返るばかりです。その上『私はJR東海の立場に立って言っている。どうしたらできるのかと、社長の立場に立って考えるというスタンスでやっている』とまで言うのですから、まさに理解不能です。
会見に出席している記者には、いくら質問をしてもまともに答えようとしない、勝手な屁理屈をこねるだけで筋の通らない答えしか返ってこないことで、相当なフラストレーションがたまっているように見えます。ときには、気分を害した知事が質問を遮り、語気を強めることもありますからね。会見の様子はYouTubeでも見られますが、ほとんどの人は川勝知事が何を言っているのか、理解できないと思いますよ」(週刊誌記者)
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