広島県福山市が昨年末にJR福山駅(同市三之丸町)前に増設した2カ所の喫煙所について、「禁煙の流れが進む中、税金を使って作る必要があるのか」などと疑問の声が中国新聞備後本社に寄せられた。市は分煙を進めて受動喫煙をなくすための暫定的な施設と説明する。専門家は、禁煙の啓発強化と両輪で進める必要性を指摘している。
喫煙所は、駅南側のバス案内所の横と五浦釣人(いづらちょうじん)像の近くに増設。煙が漏れないよう仕切りで囲った。旅行で福山市に寄った兵庫県内の会社員男性(44)は「駅のそばですぐに見つかった。吸える場所があるのはありがたい」と話した。市は2月、駅北側に1カ所を増やす予定で、3カ所の設置費用は計約1500万円と見込んでいる。
中国新聞
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