問題が起こったのは、今年の夏のことだった。涼子さんの会社では年に数回、部署ごとに集まって慰労会的な飲み会が開かれる。涼子さんの部署では、2回の展示会後と年末の合計3回行われているそう。
「PRアシスタントの子達が店を剪定して、出欠を確認しながら予約をするというのがお決まり。美味しさはもちろんですが、話題性とか立地と値段とか、色々を鑑みて店をセレクトすることは、仕事にも通ずると思っています。だからこそ、若手に任せるようにしているんです。それに新しい店に行くのも楽しいですしね」。
こうして涼子さんをはじめとする面々は、そのセレクトを楽しみにしていたそうだ。
「実は今回のお店、ちょっといろいろと残念なところがありまして。例えば、2時間制だったんですがラストオーダーが30分前。料理ならまだしも、ドリンクもですよ?しかも味もさほど、よくなくて。さらにカラオケの予約を忘れていたみたいで結局、どこも空いていなくてなんだかイケてないカラオケ屋にいきましたが、気分は駄々下り。ここ数年で1番よくないセレクトでしたね」。
そんな残念な宴の翌週、月曜日の定例会議でのことだ。あるアシスタントが挙手をして発言権を求めたという。
「会議も終わりかけのことでした。彼女が話したのは、慰労会のあり方についてでした。アシスタントに負担が多すぎるから、やめたいと言うのです」。
涼子さんはまさかの発言に驚いたと話す。
「まさかそんなことを思っていたなんて…。さらに驚いたのは、カラオケへ参加、そして歌の強要はいじめに当たるというんです。しかも、彼女泣き出してしまって…」。
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