読売新聞
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスとの衝突は7日、ハマス戦闘員が越境して町を襲撃するという極めて異例の事態に発展した。イスラエル軍もガザへの地上作戦に踏み切るとの観測もあり、双方の憎悪の連鎖はさらに犠牲者を拡大させる恐れがある。
ハマスがこの時期に異例の攻撃に踏み切ったのは、米国が仲介する形で進むイスラエルとサウジアラビアの国交正常化交渉への「けん制」(ガザのジャーナリスト)とみられる。ベンヤミン・ネタニヤフ首相が強める対パレスチナ強硬姿勢も背景にあるようだ。
08年や21年には、ガザからのロケット弾攻撃などを受けてイスラエル軍が大規模な空爆を実施し、双方に多数の死傷者を出した。今回、すでに甚大な被害を出したイスラエル軍のガザへの地上侵攻は「必至」(軍事筋)とみられ、戦闘の長期間化が懸念される。
続きは↓
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231008-OYT1T50023/
出典:www.yomiuri.co.jp