青森県八戸市の弁当製造会社「吉田屋」の弁当を食べ、体調不良などを訴えている人が全国で相次いでいる問題について、八戸市保健所は23日、黄色ブドウ球菌(エンテロトキシンA型)及びセレウス菌(エンテロトキシン産生)による“食中毒”と断定しました。また、食品衛生上の危害を除去するまでの期間を予測することができないことから9月23日(土)から営業の全部について禁止を命じたということです。なお「吉田屋」に関しましては17日より営業を自粛しています。
黄色ブドウ球菌による食中毒とは
【菌の特徴】
・人や動物の皮膚、鼻やのどの粘膜、毛髪や食肉、生乳など自然界に広く分布
・特に、傷口やおできに化膿菌として存在
・菌自体は熱に弱いが汚染んされた食品中で熱に強いエンテロトキシンという毒素を作る
【食中毒予防のポイント】
・一度に大量の米飯や麺類を調理し、作り置きしない
・穀類等が原料の食品は調理後に保温するか、小分けして速やかに低温保管(8℃以下)にする
22日までに八戸市保健所は体調不良の原因と思われる9月15日と16日に製造された商品は33都道府県に約2万2000個流通したと発表しています。また、その種類については「吉田屋」が発表している12種類を上回る59種類と発表し、異常のあった種類を絞り切れていなため全種類を調査するとしています。
青森テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c543e91bd515a2e87a9b553ffebf6566f8c67ed6