東京電力福島第一原発で、汚染水を処理した水を海洋放出する設備面の準備が完了し、政府が「夏ごろ」とする開始時期が迫る。6日夜には、福島県会津若松市で、国や東電との住民説明・意見交換会が市民主催で開かれ、会場から「漁業者との約束はどうなるのか」「本当に海洋放出しかないのか」など疑問や怒りの声が噴き出した。(片山夏子)
◆福島の人の身になって考えて
米とリンゴ農家の男性は「福島の復興を妨げず、風評や実害を拡大させないためには長期の陸上保管という意見があるが、国や東電も場所があれば同じ気持ちか。また中間貯蔵施設の敷地は使えないのか」と尋ねた。エネ庁の木野氏が「中間貯蔵施設は地権者や双葉や大熊の人の状況を考えると言えない」「原子力施設から放射性廃棄物を運搬したり保管するのは、法律の制約がある」と回答。男性は「福島は原子力緊急事態宣言が出たまま。(一般人の被ばく許容量の20倍の)年間20ミリシーベルトで我慢しろと言っておきながら、ここでは法律を持ち出して我慢せよと言うのか。福島の人の身になって考えてほしい」と憤った。
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