ESPNによると、今回の事態は、連邦捜査当局が南カリフォルニアのブックメーカーを運営するマシュー・ボウヤー氏への捜査で判明。昨年9、10月の2度にわたり「オオタニ」の口座名で50万ドルの送金がされていたという。
水原氏は、ESPNが19日に行った取材に対し、「二度としないよう援助するとし、自分のために返済することを大谷選手が決断した」と話し、大谷自らパソコンにログインして自身の口座から送金を行ったことを明かしていた。
しかし、翌20日になって、「(大谷は)ギャンブル(の負債)の返済には関わっていない」と発言を撤回したと伝えた。
さらに「大谷選手の代理人弁護士であるバーク・ブトラー法律事務所は、ショウヘイが大規模な窃盗の被害者であることが判明したので、この問題を捜査当局に引き渡したという声明を出している」と加えた。
■「大谷選手も責任を問われる可能性がある」
「具体的には大谷選手が水原さんが違法な賭博をしていることを知っていて、そこで作った借金の穴埋めのために、大谷選手が自分の銀行口座から胴元への送金を許可し、承諾した。こういう事実が出てきた時には、大谷選手が水原さんの違法賭博を手助けしたと考えられてしまって、大谷選手も責任を問われる可能性が出てくる」と話し「もし大谷選手自身がこの送金を了承していたとなれば、大谷選手から事情を聴きたいというふうに連邦の捜査機関は考えると思う」と述べた。