1年間に生まれる子どもの数を示す「出生数」について、大手シンクタンク「日本総研」は去年、全国で72万6000人と統計開始以降、最も少なくなるとする推計をまとめました。
日本総合研究所は、厚生労働省が公表している去年1月から9月までに生まれた子どもの数などをもとに、去年1年間の出生数を推計しました。
それによりますと、去年の日本人の出生数は全国で72万6000人となる見込みで前の年から4万人余り率にして5.8%減少し、国が統計を取り始めた1899年以降、最も少なくなる見通しだということです。
また、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は、1.20前後に低下する見通しだと推計しています。
このほか、結婚の件数はおととし3年ぶりに増加に転じて50万4930組でしたが、去年は前年比5.8%減の47万6000組と推計していて減少に転じる見込みだとしています。
人口動態統計(出生数)
2000年 1,190,547
2001年 1,170,662
2002年 1,153,855
2003年 1,123,610
2004年 1,110,721
2005年 1,062,530
2006年 1,092,674
2007年 1,089,818
2008年 1,091,156
2009年 1,070,036
2010年 1,071,305
2011年 1,050,807
2012年 1,037,232
2013年 1,029,817
2014年 1,003,609
2015年 1,005,721
2016年 **977,242
2017年 **946,146
2018年 **918,400
2019年 **865,239
2020年 **840,832
2021年 **811,604
2022年 **770,747
2023年 **726,000
NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240214/k10014358131000.html