■認知症は60歳くらいから始まる
80歳で認知症になる人は60歳から脳の病的変化が始まります。その後、認知機能は20年間という長い歳月をかけて衰えていきます。
■『認知症の入り口』チェックリスト
★身だしなみに気を配らなくなる
★長年続けてきた趣味をふいにやめてしまう
★社交的だった人が突然出不精になる
認知症では一般的に、「記憶の低下」ばかりが注目されますが、じつはその入り口は、意欲の低下です。記憶より先に『意欲』が落ちるということは意外と知られていません。そして、その最初のサインが『めんどうくさい』。
記憶は、脳の側頭葉にある海馬(かいば)という部分がつかさどっています。認知症グレーゾーン(MCI:軽度認知障害)になると、この海馬の機能が衰えてくるのですが、じつはその前に、前頭葉の機能が落ちてくることがあります。前頭葉はおでこの内側に位置し、意欲を生み出す、いわば「脳の司令塔」。
この前頭葉の機能の衰えが、「意欲の低下」となって表れると考えられます。つまり、ここが認知症グレーゾーンの入り口です。
AERA
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab8633470bb732695e3cad89504fa4c405f50a77