日本の飲酒文化は海外からどう見られているのか。日本社会と飲酒に関する著書を持つ米ローズハルマン工科大学のポール・クリステンセン准教授は、「人前で泥酔することが当然だとされているのは日本独特だ。日本の飲酒文化は男らしさと密接に関係があり、女性の出世を妨げる一因にもなっている」という――。
■「年齢確認なしでビール」に仰天した
――日本は、世界で最も「飲酒に甘い国」「お酒フレンドリーな国」とも言えます。クリステンセン准教授が研究や著書で、飲酒に対する日本社会の寛容さや緩さを指摘するように、日本では路上などでの飲酒が許されており、ビジネスマンが電車の中で酔いつぶれたり、駅のホームや車内、路上で吐いたりといった光景も日常茶飯事です。
■日本では泥酔することが容認されている
日本を外から眺めると、そう見える。そう感じるのは、アメリカ人だけではないだろう。もちろん、世界のどの国でも、酔っぱらう人々はいる。特に大きなイベントなどがあれば、そうだろう。例えば、アメリカだったら、2月初めに開かれるアメリカンフットボールの一大祭典「スーパーボウル」だ。
しかし、日本では、それが日常的に起こる。木曜日や金曜日、土曜日の夜ともなると、東京など、多くの主要都市で人々が泥酔し、自著の中で説明したような光景が繰り広げられる。私には、それが驚きだった。日本を訪れる外国人の多くも、ひとたび夜の街に繰り出せば、同じように感じるはずだ。
――日本社会では、街中や駅のホーム、車内で酔いつぶれることが容認されています。
問題は、どこまでが正常で、どこまでが容認されるべきなのかという、人々の見方だ。毎晩、そうした光景を目にしていたら、それが生活の一部であるかのように思ってしまう。そして、何の疑問も持たなくなる。
飲酒問題について考えることは、(お酒をポジティブに捉える)日本社会、そして、その社会的期待に疑問を呈することを意味する。それが、日本の人々が飲酒問題で直面している本質と言える。
長いので続きはソースで
YAHOO(プレジデントオンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/20caf10bfbaef8317f3d369819ef2b89545c488f
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